大内転筋 ストレッチの正しいやり方を紹介。大内転筋の位置や作用、内ももを効果的に伸ばすポイント、ストレッチによって期待できること、行う際の注意点までわかりやすく解説します。
目次
大内転筋とは?ストレッチ前に知っておきたい基礎知識
「大内転筋って聞いたことはあるけれど、どこにある筋肉なの?」と思う方もいるかもしれません。大内転筋は、太ももの内側にある内転筋群のひとつです。内ももを構成する筋肉のなかでも大きく、股関節の動きに関わっています。
ストレッチを行う前に、大内転筋がどこにあって、どのような働きをしているのかを知っておくと、伸ばしている場所を意識しやすくなるでしょう。
大内転筋の位置と特徴
大内転筋は、骨盤の下側にある恥骨枝や坐骨枝、坐骨結節から始まり、大腿骨の内側にある粗線や内転筋結節につながっています。太ももの内側を広い範囲で走っているため、内ももに手を当てると、大内転筋がある位置をイメージしやすいでしょう。
「内ももの筋肉なら、全部同じ働きをするの?」という疑問もありますよね。実際には、内転筋群には大内転筋のほか、長内転筋や短内転筋、薄筋などがあり、それぞれ付着する場所や働きが少しずつ異なります。
大内転筋の主な作用
大内転筋の代表的な働きは、股関節を内側へ動かす「内転」です。また、大内転筋は広い範囲に付着しているため、部位によって股関節の屈曲や伸展にも関わるとされています。
たとえば、脚を閉じる動作をするときには、内転筋群が働きます。「脚を外側へ開いたあと、元の位置へ戻す」という動きをイメージすると、大内転筋の役割もわかりやすいでしょう。
大内転筋をストレッチするときは、ただ脚を広げるだけではなく、「今、内もものどのあたりが伸びているかな?」と確認しながら行うことがポイントです。次の章では、大内転筋を意識しながら取り組みやすいストレッチ方法を紹介します。
引用元:日本ストレッチング協会「大内転筋(だいないてんきん)の起始と停止・作用と神経支配」
参考記事
引用元:QITANO「大内転筋(だいないてんきん)ストレッチ方法・起始停止・作用」
参考記事
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大内転筋 ストレッチのやり方
「大内転筋を伸ばしたいけれど、どうやればいい?」と迷う方もいるでしょう。大内転筋は太ももの内側に広く付着しているため、ストレッチでは股関節を開く動きを取り入れると、内転筋群を伸ばしやすいと言われています。ここでは、自宅でも取り入れやすい方法を紹介します。
四つんばいで行う大内転筋ストレッチ
まずは、四つんばいから始めてみましょう。両膝を左右に開き、膝と股関節が無理のない位置になるようにします。その状態から、腰をゆっくり前後へ動かしてみてください。
「内ももが伸びている感じがする」というところまで動かせば十分です。反動をつけて大きく動かす必要はありません。QITANOでは、膝を広げた四つんばいの姿勢から腰を前後へ動かす方法が紹介されており、大内転筋を含む内転筋群のストレッチとして取り上げられています。
仰向けで行う大内転筋ストレッチ
「座ったり立ったりする姿勢がつらい」という場合は、仰向けの方法もあります。仰向けになり、片膝を両手で抱えたら、脚をゆっくり外側へ開いていきましょう。
このとき、勢いよく脚を倒すのではなく、内ももに心地よい伸びを感じる位置で止めます。QITANOでは、片膝を抱えて股関節を横へ広げる方法が紹介され、左右30秒程度を目安としています。
ストレッチするときは「痛くない範囲」を意識
「もっと伸ばしたほうが効きそう」と思うかもしれませんが、痛みを我慢する必要はありません。呼吸を止めず、ゆっくり動かしながら、自分が無理なく続けられる範囲で行いましょう。
大内転筋を含む内転筋群は股関節の動きに関わるため、脚を開く角度だけにこだわらず、内ももの伸びを確認することが大切と言われています。
引用元:QITANO「大内転筋(だいないてんきん)ストレッチ方法・起始停止・作用」
参考記事
引用元:日本ストレッチング協会「大内転筋(だいないてんきん)の起始と停止・作用と神経支配」
参考記事
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大内転筋をストレッチすることで期待できること
「大内転筋をストレッチすると、どんなことが期待できるの?」と気になる方もいるでしょう。大内転筋は太ももの内側にある内転筋群のひとつで、股関節を内側へ動かす「内転」などに関わる筋肉と言われています。ストレッチでは、大内転筋だけでなく周辺の内転筋群も一緒に伸びることがあるため、股関節周りの動かしやすさを意識したケアとして取り入れてみるとよいでしょう。
股関節を動かしやすくするためのケアになる
「脚を開こうとすると、内ももが突っ張る感じがする……」そんなときは、内転筋群の柔軟性を意識してみるのもひとつです。内転筋群を対象とした研究では、股関節を外側へ開くストレッチによって、股関節の最大外転角度が増加したと報告されています。ただし、この研究では大内転筋の筋スティフネスには明らかな変化が認められておらず、すべてのストレッチで大内転筋の柔軟性が高まるとは言い切れません。
内ももの柔軟性を意識しやすくなる
「開脚をすると内ももが硬く感じる」という方にも、大内転筋を含む内転筋群のストレッチが取り入れられています。実際に、内転筋群を伸ばす方法として、四つんばいや仰向けで脚を開くストレッチなどが紹介されています。
ただし、脚を大きく開けばよいというわけではありません。無理に可動域を広げようとすると体に負担がかかることもあるため、「痛くない範囲でゆっくり」を意識するのがおすすめです。
日常動作や運動時のコンディショニングに活用できる
大内転筋は、スクワットのように股関節を曲げた状態から体を支える動作にも関わると報告されています。
「運動前後に内ももをケアしたい」という場合にも、ストレッチを取り入れる方法があります。大切なのは、一度に頑張りすぎることではありません。自分の体の状態を確認しながら、無理のない範囲で続けていきましょう。
引用元:日本ストレッチング協会「大内転筋(だいないてんきん)の起始と停止・作用と神経支配」
参考記事
引用元:日本臨床スポーツ医学会誌「静的な股関節外転ストレッチングが股関節内転筋群の筋スティフネスに及ぼす急性効果」
参考記事
引用元:QITANO「大内転筋ストレッチ方法・起始停止・作用」
参考記事
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大内転筋 ストレッチを行うときの注意点
「大内転筋をしっかり伸ばしたいから、できるだけ脚を開けばいいの?」と思う方もいるかもしれません。しかし、大内転筋 ストレッチは、無理に可動域を広げることよりも、体の状態に合わせてゆっくり行うことが大切と言われています。ここでは、ストレッチをするときに意識したいポイントを紹介します。
痛みを我慢して無理に伸ばさない
ストレッチをしていて「気持ちよく伸びている」という感覚なら問題ありませんが、鋭い痛みや強い違和感が出る場合は注意が必要です。
「もう少し伸ばせそう」と思っても、痛みを我慢して続けるのは避けましょう。厚生労働省の資料でも、ストレッチは痛みがない程度まで行い、強い痛みを感じるほど伸ばすことは控えるよう示されています。
反動をつけず、呼吸を止めない
「早く柔らかくしたい」と、脚を勢いよく開いたり、上下に反動をつけたりするのはおすすめできません。
大内転筋 ストレッチでは、ゆっくりと姿勢をつくり、自然な呼吸を続けながら内ももの伸びを感じてみましょう。厚生労働省も、静的ストレッチでは反動やはずみをつけず、呼吸を止めずにゆっくり伸ばす方法を紹介しています。
痛みや腫れなどがあるときは無理をしない
「普段から内ももが張っているだけ」と思っていても、動かしたときに強い痛みがある場合は、単なる筋肉の硬さとは限りません。日本整形外科学会では、痛みや動きの悪さ、腫れなどがある場合には注意が必要としています。
ストレッチを始めて痛みが強くなった場合は、いったん中止しましょう。症状が続くときや日常生活に支障があるときは、自己判断で続けず、整形外科などで状態を確認してもらうことがすすめられています。
無理なく続けられる範囲で行う
大内転筋 ストレッチは、一度に頑張りすぎる必要はありません。「少し伸びているな」と感じる程度から始め、自分の体の状態に合わせて行ってみてください。
引用元:厚生労働省「ストレッチングの実際」
参考記事
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「保護者・養護教諭・学校医向けFAQ」
参考記事
引用元:公益社団法人 日本整形外科学会「保護者・養護教諭・学校医向けFAQ」
参考記事
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大内転筋 ストレッチを習慣にして股関節周りをケアしよう
「大内転筋 ストレッチを始めてみたけれど、どのくらい続ければいいの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。ストレッチは特別な器具を必要とせず、自宅でも取り入れやすい運動のひとつと言われています。大切なのは、最初から頑張りすぎるのではなく、自分の生活に無理なく取り入れることです。
無理のない範囲で継続することが大切
「時間がある日にまとめてやればいいかな」と考えるより、短い時間でも続けやすいタイミングを決めておくと習慣にしやすくなります。
たとえば、入浴後や就寝前など、毎日の生活の中ですでに行っている行動とセットにする方法があります。厚生労働省では、ストレッチングを体の柔軟性を高める運動として紹介しており、日常生活に取り入れやすい運動のひとつとされています。
日常生活や運動前後に取り入れる
「いつやればいいのかわからない」という場合は、目的に合わせてタイミングを考えてみましょう。
運動後のクールダウンや、体をゆっくり動かしたい時間などに、大内転筋を含む股関節周りのストレッチを取り入れる方法があります。厚生労働省の資料でも、股関節周辺のストレッチングは運動プログラムの一部として紹介されています。
ただし、運動前に長時間の静的ストレッチを行う場合は、目的に応じた方法を選ぶことが大切です。運動前後で同じやり方にこだわらず、その日の体調や運動内容に合わせて調整してみてください。
大内転筋以外の内転筋群もあわせてケアする
「大内転筋だけを伸ばせばいい?」と思うかもしれませんが、太ももの内側には大内転筋のほか、長内転筋や短内転筋、薄筋など複数の筋肉があります。大内転筋は内転筋群のひとつで、股関節の内転などに関わる筋肉と言われています。
そのため、大内転筋 ストレッチを行うときも、内もも全体を意識しながら取り組むとよいでしょう。「今日は少し体が硬いな」と感じたら、無理に伸ばそうとせず、できる範囲から始めてみてください。
毎日の生活に少しずつ取り入れながら、自分に合ったペースで股関節周りのケアを続けていきましょう。
引用元:厚生労働省「e-ヘルスネット ストレッチング」
参考記事
引用元:厚生労働省「身体活動・運動の推進」
参考記事
引用元:日本ストレッチング協会「大内転筋の起始と停止・作用と神経支配」
参考記事
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