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座面の高さ・角度が調整できるかどうかは超重要
「ただ座れるだけじゃダメなんですか?」
そう思う方も多いと思いますが、実は座面の高さや角度って、膝への負担にめちゃくちゃ関係してるんです。たとえば、座面が低すぎると立ち上がるときに太ももや膝にグッと力が入る。それが毎日続くと、痛みにつながるケースもあると指摘されています
(引用元)athletic.work/blog/knee-chair。
座面の高さを自分の脚の長さに合わせられると、膝がちょうど90度くらいに曲がる自然なポジションをキープしやすくなります。また、少し前傾した座面は、体が自然と前に重心移動しやすくなるので、膝への圧迫感が軽くなることもあるんですよ。
座面の奥行きとクッション性も見逃せない
座面の奥行きが深すぎると、膝の裏が圧迫されて血流が悪くなる可能性があります。逆に浅すぎると、太ももの裏にしっかり体重が乗らず、姿勢が崩れがち。理想は膝裏に指2〜3本分のすき間ができる奥行きです。
さらに、クッションが硬すぎるとお尻が痛くなるし、柔らかすぎると沈み込みすぎて姿勢が崩れやすい。「程よく沈んで、すぐ戻る」そんな座面が理想と言われています。
前傾・後傾できる機構(チルトやスラント)も有効
最近のデスクチェアなどには「前傾チルト」や「後傾リクライニング」が付いているものがあります。これ、ただの贅沢機能じゃなくて、膝の位置を変えられるから負担を分散できるんです。
特に前傾姿勢がとれる椅子は、膝に重心が乗りすぎず、太もも全体に体重を分散できる構造になっている場合が多いんですね。
肘掛けや背もたれのサポートも地味に効く
「肘掛け?そこ必要?」と思うかもしれませんが、これも侮れません。立ち上がるときに手で支える場所があるだけで、膝への負担がかなり軽減されるんですよ。背もたれも、深くもたれるタイプより、骨盤を立てて背筋が伸びやすい構造のほうが膝にとっては◎です。
安定性と立ち上がりのしやすさもチェックポイント
最後に忘れてはいけないのが「椅子の安定感」。グラついたり、キャスターが勝手に動いたりすると、立ち上がりのときに余計な力が必要になります。それが積み重なると、膝を痛める要因になることもあるんです。
また、足置きがついていると、姿勢が安定して膝の角度も調整しやすくなるので、これも地味に嬉しいポイント。
椅子ひとつで、膝の調子がガラッと変わることもあるんです。だからこそ、デザインだけじゃなく「スペック」にもしっかり目を向けてみてくださいね。