膝が重い、ずれる感じ、引っかかる感じ……など、膝に違和感はありませんか?膝はこのように、単なる痛みだけでなくさまざまな感覚になることがあります。症状にはそれぞれ違った原因が考えられるので、原因を知った上で対処することが大切です。この記事では、膝の違和感の原因とその対処法について詳しくご紹介します。
膝に違和感がある原因は?
膝がスッキリしないように感じたり、動かすときに引っかかる感じがあったりしませんか?そんな膝の違和感は、さまざまな原因から生じていると考えられます。筋肉のこわばりや姿勢の悪さ、関節のトラブルなど、知らず知らずのうちに何か原因となるものを発症しているかもしれません。どんなタイミングで違和感が出るのか、その原因と対処法について詳しくご紹介します。
膝が重く感じる
何もしていないのに膝がなんとなく重たく感じる場合、血行不良や筋肉の疲労が原因と考えられます。常に同じ姿勢でいると、足の血流が滞ってしまい、筋肉に酸素や栄養が届きづらくなってしまいます。その結果、エネルギー不足となって、膝まわりにだるさや重さを感じやすくなるのです。
対処法
膝のだるさや重たさを防ぐには、適度に動くことが大切です。違和感があるところで動くのは億劫に感じるかもしれませんが、動かない状態で血流が滞るのを防ぐ必要があります。
座りっぱなしで過ごすことが多い仕事なら、1時間に1回は立ち上がって軽く足を動かしてみましょう。立ち仕事の方は、足のマッサージやストレッチを行って体をほぐすのもおすすめです。弾性ストッキングを使って血流を促すのも方法のひとつです。
屈伸しにくく感じる
しゃがみにくかったり正座がつらいと感じたりするなどの膝の曲げ伸ばしの違和感は、太ももの筋肉がこわばっているからと考えられます。膝の動きには、前側の大腿四頭筋や、裏側のハムストリングスが大きく関わっています。筋肉の柔軟性が低下すると、膝の動作がスムーズにいかなくなり、こわばりや引っかかり感につながることも。半月板や関節自体に負担がかかっている可能性もあるため、早めのケアが大切です。
対処法
ストレッチや軽い運動で太ももまわりをほぐすことがおすすめです。タイミングは、入浴後など、体が温まった時に行うと筋肉が伸びやすくなるため、体がポカポカしている時に行うと良いでしょう。違和感が長引く場合や痛みを伴う場合は、自分でなんとかしようとせず、病院や整骨院にご相談ください。
膝がずれる感じ
歩いているときに膝がずれるような不安定感がある場合は、関節のバランスが崩れているのかもしれません。骨や関節の配列がずれると、動作に合わせてお皿(膝蓋骨)などが引っ張られ、不安定な感覚が出ることがあります。お尻や内ももの筋肉の弱りが原因で、O脚気味になるケースも。放置すると靭帯や関節への負担が大きくなってしまうこともあります。
対処法
ずれを防ぐには、股関節やお尻周りの筋肉をバランスよく鍛えるのがポイントです。内ももや骨盤まわりの筋トレが特に効果的です。また、普段の歩き方や立ち方のクセも見直しましょう。アライメントチェックといって、体の歪みをチェックする検査を受けて、原因を探るのも良いでしょう。
膝が引っかかる感じ
膝を動かしたときに「カクッ」と引っかかるような感覚がある場合は、関節の中で何かがスムーズに動いていない可能性があります。例えば、半月板や軟骨の損傷、靭帯の異常などが原因になることがあります。また、生まれつきの膝関節の形によって、構造的に引っかかりやすい人も。場所や頻度によって原因が変わることがあります。
対処法
まずは膝に負担をかけすぎないことが大切です。違和感が続く場合は無理に動かさずに、検査を受けましょう。軽度の症状であればストレッチや筋トレで改善するケースもありますが、原因によっては専門的な施術が必要になることもあるので、早めの対処がおすすめです。
膝に痺れを感じる
動いているときに膝がじんわり痺れるような感覚があったり、歩いていて足がもつれたりするようなときは、神経や血流のトラブルが関係しているかもしれません。特に腰まわりの疾患や、筋肉のコリが神経を圧迫している場合に起こりやすく、膝そのものの問題ではないことも多いのです。痺れがあると歩きにくさや痛みを感じることもあるので、注意が必要です。
対処法
腰や太ももまわりの筋肉をほぐすことから始めましょう。ストレッチや温める方法で血流を促すと、症状が和らぐことがあります。もし痺れが強くなってきたり、長引いたりする場合は神経の圧迫が起きている可能性があるので、整形外科や整骨院にぜひ相談してくださいね。
膝に水が溜まっているように感じる
膝が腫れてぶよぶよしたり、重たく感じたりするときは、関節内に水が溜まっている可能性があります。ケガや炎症、加齢による膝軟骨のすり減りなどが原因で、関節液が必要以上に分泌されてしまいます。膝の上や裏側にぷっくりとした腫れを感じる場合は注意が必要です。痛みや熱を伴うケースもあるので、無理をしないようにしましょう。
対処法
膝に水が溜まっているような違和感があるときは、医療機関で検査を受けるのがおすすめです。すぐに行けない場合は安静にして過ごしましょう。冷やすことで炎症をある程度は抑えることができますが、放っておくと関節に負担がかかり続けてしまうので、早めに相談して施術を受けましょう。
膝から音が鳴る
屈伸したときに「ポキッ」「ミシミシ」といった音が鳴ることはありませんか?痛みがなければ心配いらない場合もありますが、音の種類によっては注意が必要です。特に「ゴリゴリ」や「ミシミシ」といったこすれるような音は、関節の軟骨がすり減って骨同士がぶつかっていると考えられます。筋力の低下や姿勢のクセが関係していることもあります。
対処法
音が鳴っていても痛みがなければ、ストレッチや軽い筋トレで太ももまわりを整えると良いでしょう。ただ、音に加えて痛みや違和感がある場合は、関節に負担がかかっている可能性があるので、放置せずに病院で診てもらうのが良いでしょう。
膝の違和感を改善する方法は?
膝の違和感をそのままにしていませんか?軽い不調だったとしても、毎日の動作に影響を与えてしまうことがあります。大切なのは、痛みが出たり症状が悪化する前に対処することです。ここでは、膝の違和感を改善する方法について詳しくご紹介します。
運動やストレッチを行う
膝に強い痛みがない場合は、運動やストレッチを行うことで違和感がやわらぐことがあります。がんばりすぎは逆効果です。無理しない範囲で楽しく行えるくらいがちょうどいいでしょう。
しゃがみにくさを感じるなら太ももの前側にある大腿四頭筋のストレッチがおすすめです。床に座り、膝を外に曲げて体を後ろへ倒すようにして伸ばします。また、筋力不足が気になる方にはスクワットも有効です。3秒かけてしゃがみ、3秒で立ち上がるのを10回×3セットで行ってみましょう。
O脚などが気になる場合は、内ももの筋肉である内転筋を鍛えるのがポイントです。横向きに寝て、下の足をゆっくり上げ下げするだけでも、関節の安定につながります。
整骨院に相談する
膝の違和感がなかなか改善しないときは、整骨院もおすすめです。今の膝の状態や体全体のバランスを詳しくチェックすることができます。
膝の動きには、股関節や足首、腰まわりの筋肉や骨格も関係しているため、自分では気づけない原因が隠れていることもあります。整骨院では、その人に合わせた施術やストレッチのアドバイスが受けられるので、自宅ケアだけでは不安な方にもおすすめです。
「なんとなく変だな…」と感じた段階で相談することが、症状の悪化を防ぐために必要です。
膝の違和感の改善なら『かわな鍼灸・整骨院』におまかせください
膝の違和感の改善なら、ぜひ当院にお任せください。当院は、他の整骨院様で改善がみられなかった症状も改善できるとして、お客様はもちろん、医師や専門家の方から絶賛の声をいただいております。症状のある部分を限定して施術するのではなく、全身の歪みを整える施術を行うため、症状を根本から解決し、再発防止を目指すことが可能です。
膝の違和感でお悩みの方は『かわな鍼灸・整骨院』にご相談ください!
この記事では、膝の違和感の原因や対処法などについて詳しくご紹介しました。
膝に関するトラブルはさまざまなものがありますが、放っておかずにすぐに対処するようにしましょう。もし現在、膝の違和感でお悩みの方は、『かわな鍼灸・整骨院』にご相談ください。膝の違和感となる原因を探り出し、一緒に改善を目指しましょう。