診断と治療の流れ：検査〜固定〜リハビリ

まずは「どんな検査をするの？」

膝にヒビが入っているかもしれないときは、まず整形外科などで触診を受けることがすすめられています。医師が腫れや痛みの場所を確認し、可動域や痛みの反応を見ながら状態を判断していきます。
ただ、外見からはわかりづらいケースも多いため、レントゲン検査を行うのが一般的です。骨の状態を確認し、ヒビの有無や範囲を特定します。
もしレントゲンで明確に写らない場合は、CTやMRIなどの詳細な画像検査で確認されることもあるそうです（引用元：四谷整形外科リハビリテーションクリニック)。

検査後の流れ：保存療法が中心

膝のヒビは、多くの場合「保存療法（安静と固定）」で改善を目指すことが多いと言われています（引用元：日本骨折治療学会）。
具体的には、ギプスやサポーター、装具などで膝を固定し、骨が自然に癒合するのを待つ方法です。
痛みが強い初期は体重をかけずに松葉杖を使うこともありますが、数週間たつと徐々に荷重を増やしていくケースもあるようです。

また、固定期間中は「安静」が重要ですが、完全に動かさないと筋肉や関節が硬くなってしまうため、医師の指導のもとで軽いストレッチやリハビリを取り入れることもすすめられています（引用元：リハサクマガジン）。

手術が必要になる場合もある？

ヒビの範囲が広い場合や、関節面にズレがある場合は、まれに手術が検討されることもあると言われています。
特に膝蓋骨（お皿の骨）のヒビは、ずれがあると関節の動きに支障が出やすいため、ピンやワイヤーで固定する方法が取られることもあるそうです。
ただし、多くのケースでは手術をしなくても改善するとされていますので、医師と相談しながら適切な方法を選ぶことが大切です。

リハビリの流れと回復へのステップ

固定が外れたあとは、筋力や関節の動きを取り戻すためにリハビリを行います。
最初は膝を少しずつ曲げ伸ばしする可動域訓練から始め、徐々に太ももの筋肉（大腿四頭筋）を中心に鍛えていく流れです。
痛みが落ち着いたら、歩行練習や階段の上り下りなど、日常動作の練習も取り入れていくことが多いと言われています。

また、回復後もすぐに全力で動くのではなく、無理をせず少しずつ負荷をかけていくことが重要です。筋肉のバランスを整えることで、再びヒビが入るリスクを減らせるとも言われています。

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